Family Medicine 2008 April Vol.40, No.4 (STFM)

Family Medicine 2008 April Vol.40, No.4 (STFM)

批判的吟味までは及んでいません.メモ的に.
重要度は便宜的に
5:全ての家庭医が読むべき
4:教育者,研究者は読むべき
3:時間があれば
2:暇ならどうぞ
1:特定の領域の先行文献として重要になり得る
としました.

Residency Education
Required Procedural Training in Family Medicine Residency: A Consensus Statement

Melissa Nothnagle, Julia M. Sicilia, Stuart Forman, Jeremy Fish, William Ellert, Roberta Gebhard, Barbara F. Kelly, John L. Pfenninger, Michael Tuggy, Wm. MacMillan Rodney, STFM Group on Hospital Medicine and Procedural Training

以前のエントリーで紹介
重要度:4

Clinical Research and Methods
Which Medical Interview Behaviors Are Associated With Patient Satisfaction?
Yousuke C. Takemura, Reiko Atsumi, Tsukasa Tsuda

これも以前のエントリーで紹介
重要度:3

Faculty Development
Toward Measuring the Domains of Mentoring
John Rogers, F. Marconi Monteiro, Amaury Nora
メンタリングという活動を定量化するために作られたチェックリストの妥当性検証の論文.(メンタリングされた側の経験として)割と良い評価表のようであるが,29項目.
但しこれを眺めることで,メンタリングの際にメンティー(本文ではprotegeと表現)がどの様な体験をすることを目指せばよいのかが参考になる.
重要度:4

Health Services Research
Preliminary Study of a School-based Program to Improve Hypertension Awareness in the Community
Anthony J. Viera, Joanne M. Garrett
小学校5年生のに対して血圧の説明や害,血圧の測り方を教えて,自動血圧計をもってかえらせ,親の血圧を測定し,親に血圧について学んだことを説明させる宿題を与える.
2ヶ月後,介入群の27.5%の親が血圧について,医療従事者にかかったかかかるつもりがあると応えたのに対し,非介入群は8.3%
直接話した相手から間接的にその家族に影響を与えようというのは家庭医らしい発想.
重要度:4-5

Training Family Physicians in Community Health Centers: A Health Workforce Solution
Carl G. Morris, Brian Johnson, Sara Kim, Frederick Chen
CHC (community health center)は米国において,政府の出資により,無保険者や,保険が不十分な人に対し,プライマリケアを提供するための全米チェーン(6000以上のサイト)
家庭医の研修の一環としてそのような施設で研修を行うことがあるが,最低1年間CHCにおいて継続外来を行ったレジデントとそうでないレジデント(non-CHC)を比較すると,研修や,現在の仕事の満足度,診療領域に差はなかったが,性別や,フルタイムかどうか,卒後年数などを調整してもCHCの方がnon-CHCの2.7倍underserved(医療資源の少ない地域)で働いている率が高かった.(64%vs37%)
検討の対象は1986-2002年の838名の卒業生.
であるから,underservedでの医療に携わる人を増やすには研修でそのようなサイトを利用すると良い.という提案.
要は僻地に医者が少ないなら,研修の段階で僻地で一定期間過ごすとその後もそのような場所で働く可能性が上がるということへ拡大解釈は出来る.
学生実習,初期研修の地域医療の1ヶ月,generalistの後期研修の一定期間,医師の少ない地域へ.
家庭医療学会のプログラム認定要件にもそれらしき項目は含まれている.
重要度:4

Essays and Commentaries
Revolutionary Leadership and Family Medicine Education
John W. Saultz
何年か前から注目しているOHSUの教授,現在最も熱い北米家庭医療学のリーダーの一人といえるSaultzの論説.
これは別エントリーで...

Letters to the Editor
Country-centered Family Medicine
Sunil Abraham

以前の出版に対しての手紙.米英がその産物を第三国に持ち込む手法(家庭医療も然り)に対して,paternalisticな医療ではなく,その患者の考えなどを踏まえて行うpatient-centered medicineが推奨されるように,家庭医療未開発国に対してその国の事情その他を加味してcountry centered Family Medicineをして下さいね.というインドのドクターからの手紙.一方的に先進国の手法や価値観をそのまま持ち込むのをわたしはimperialism(帝国主義)と呼んでいます.まだまだそういうやり方多いです.海外の人が親切心でそういうのはまだしも.日本人がそういうやり方をありがたがっていることも少なくないので要注意です.これをinternalization(内面化)と呼びます
重要度:3

President’s Column
Assembling Patient-centered Medical Homes in Teaching Practices—One Strategy
John C. Rogers
現在のSTFMのpresidentのコラム.Patient-centered Medical Homesの構築の方法論を箇条書きで.これについても詳細が書きたいが割愛.
重要度:4

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