末梢循環障害の診察所見の意義

McGeeの第2版より(Chapter 50)まとめ

以下の議論は基本的に「有症状時」のこと 症状のない患者のスクリーニングとしては適用されない.

1.最も診断価値の高いもの (gold standardのABI<0.8-0.97に対して)

後脛骨動脈と足背動脈の両方の脈拍を触れない  LR 14.9

何らかの四肢のbruit LR+ 7.3

足に傷や潰瘍の存在  LR+ 7.0

足の非対称性の冷感  LR+ 6.1

後脛骨動脈と足背動脈の両方もしくはどちらかの脈拍を触れる  LR 0.3

足の色,蒼白,皮膚の萎縮,足の体毛の消失,capillary rifill>5secなどは診断価値なし

2.障害の位置,分布の診断

部位は大きくaortoiliac,femopopliteal, peroneotibialの3つに分類される

有症状時 症状のある側の足において

大腿動脈の消失か大幅な減弱はaortoiliacの病変を示唆 (sens 39%, spec 99%, LR+ 31.0, LR- 0.6)

膝窩動脈pulseの存在(aortoiliacやfemopoplitealが大丈夫)かつ,bruitの存在は良い血管再建術の適応となる (sens 80%, spc 75%, LR+ 3.2 LR- 0.3)

Buerger`s test陽性は陰性例よりも重症を示唆 (安静時痛,壊疽,より低いABIの率が高い)

参考:成人においても未だにcapillary rifill timeが使用されるが,末梢血管障害においても,失血や脱水の評価においても成人では参考にならないというevidenceがある

最後の参考の所を知っただけでも十分

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