The World Health Report 2008 Primary Health Care – Now More Than Ever

Think Globally, Act locally.

使い古された言葉だが、WONCAでお仕事をさせていただくようになって,ほんの少しだけ、”think globally”の方の視点が自然に身に付いてきたような気がしています。

PHC:Primary Health Careの重要性を訴えたアルマアタ宣言から30年の昨年、WHOから毎年出されるWHO World Health Reportのテーマは、

Primary Health Care – Now More Than Ever

PHCへの回帰です。

当時は重要だ、という信念が先行したところはありましたが、この10年ぐらいでエビデンスはたまりにたまっています。

Press Releaseから、summary、重要な表の抜粋、果ては、ビデオ、audio、poscastまで全部用意されています。

The World Health Report 2008 Primary Health Care – Now More Than Ever

詳細はなんとかうちのレジデントたちには話せれば、と思っていますが、ここでは、その中から引用を一つだけ。(訳 岡田)

Five common shortcomings of health-care delivery
ヘルスケア提供の際にありがちは5つの欠陥

Inverse care. (ケアの逆転):最も資源を持つ(しばしば医療の必要性がより少ない人)がケアの大半を消費する。最も資源や手段の少ない人、抱える健康問題の大きい人が最もケアを利用しない/できない。

Impoverishing care. (貧困にさせるケア):最も社会的に守られていない/ヘルスケアに対する保険のない人ほど、現金支払い/自腹を求められる。必要なケアにかかるために、破産的な金額の費用が必要。年間で1億の人が、ヘルスケアに対する支払いのために、貧困になる。

Fragmented and fragmenting care. (断片化したケア、断片化させるケア):医療従事者の過度の専門分化と、疾患対策のプログラムの焦点の狭さは、個人や家族に対する、包括的なアプローチをないがしろにし、継続的なケアの重要性を認識しない。貧しい人々や、少数派のためのケアはしばしば高度に断片化しており、かつ資源が少ない。一方でそこに手を加えて発展させることは往々にして、更なる断片化を促進する。

Unsafe care. (安全でないケア):説明はしません

Misdirected care. (間違った方向性のケア):医療資源(人、金、もの、時間、熱意)の分配はしばしば、コストのかかる高度な治療へ集中し、一次予防や健康促進が最大70%にも及ぶ疾患のインパクトを軽減する、という事実を無視してしまっている。

150ページほどの報告書にざっと目を通しましたが、この最近のWHOおよび、WHO/WPRO(西太平洋地区)の仕事(報告書)の流れをきちんとふまえた延長線上にあります。

参考

昨秋のWONCAとWHOのjoint repot

New joint WHO/Wonca report ‘Integrating mental health into primary care – a global perspective’

2007年11月 WHO/WPROによる、

People at the Centre of Care Initiative

Relevant publications and documentshttp

こういったことが日々の診療に関係なさそうで、すごくあるんです。。。

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