溶連菌スコアをそのまま使用しない。


昨日発表の論文。検査後確率はあくまで検査前確率によって影響を受けることの確認。溶連菌咽頭炎のMcIssacスコアが,◯点なら溶連菌の可能性◯%、とそれだけが一人歩きしているが,それはあくまでその研究がなされた環境の検査前確率と自分の臨床環境が同じなら,という条件がつくはずなのにそのことが明記されてない。その確認となる研究。

Improved Diagnostic Accuracy of Group A Streptococcal Pharyngitis With Use of Real-Time Biosurveillance
Andrew M. Fine, MD
Annals of Internal Medicine. September 20, 2011
vol. 155 no. 6 345-352
http://www.annals.org/content/155/6/345

ローカルな臨床現場での直近の検査前確率が20%未満なら3点を2点に下げ、30%以上なら1点を2点に挙げる事で診断精度が上がったよという論文。
以前に自分のところのクリニックでそのような調査をしていたのだが,論文にまで持って行かなかった事がすごいヒトと自分の違い。
ちなみに自分の現場での咽頭培養における溶連菌陽性率は昨年発表してあります。
といいったかったのですが,咽頭培養は分析していなかった。データはあるはずなのでこれから分析。

中山久仁子, 岡田唯男. 口演GS1-14「家庭医診療所における 適正な抗菌薬選択のための ローカルファクターのとしての 細菌培養検査の分析
」第1回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 東京 2010年6月26日(土)~27日(日)

参考
事前確率はどこから来るのか? (Where do pretest probability come from?)
https://pcij.wordpress.com/2008/05/23/

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