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家族指向のケアを電子カルテで実現する(Family Chart in the Electronic Age STFM 2008)

今年のSTFMは奈義ファミリークリニックの松下先生とご一緒させて頂いた

この何年かコラボレーションとシナジーをテーマにしている私は,意図的にいろいろな人と仕事をしている(迷惑をかけながら),その一環としてこれまで自分のアイデアだけでSTFMに発表を行ってきたが(倍率約3倍の所を,幸いこの数年ほぼ毎年acceptされており),コラボレーションの新たな場所としてのSTFMの第1回目として(そのほかの理由もあるのだが)昨年の夏前に松下先生にこの提案を申し出た.快く承諾下さり無事発表を終えたその骨子だけとりあえず下記に紹介しておきます.

この数年,体感的に家族志向のケアの重要性の理解がさらに深まっていたこと,それにつけ,現在の診療システムが(特に電子カルテ)がそれをサポートするように作られていないこと,そのせいで,本当は提供できたはずの家族志向のケアを提供できるチャンスを数多く失っていることなどが気になっていたことと,奈義ファミリークリニックの電子カルテが見事にそれをサポートする仕様を備えていたこと,そのような仕様を備えた電子カルテはおそらく米国でもまだ無いだろうと考えたことで,この発表にいたりました.米国の家庭医が(核家族化,個人主義の国で),どのぐらい家族志向のケアを重要ととらえているのか,またそれらを実現する仕組みをどのように実現しているのか意見交換できれば,という意図でした.

思った以上の人が来て下さり,好意的な発言,熱い議論が出来たことが良いfeedbackとなりました.家族志向度やそれがどのぐらい仕組みとして実現できているかはほぼ私の所と同じぐらい(志向度は高いが,実現度は低い),というのが印象で,やはり奈義の電子カルテは米国から見ても数段先を行っている,というかんじでした.

興味深かったのは,参加者の中に,自称「家族志向おたく」というひとがいて,家族全員が自分を家庭医として登録してくれない限りは患者としては受けない.ということでした.
米国ではかかりつけ医は契約上で指定をするので,様々な理由で患者を受けない「かかりつけ契約を交わさない」という選択肢がある状況ならでは,ですが,そこには「家族にも医師として介入できないとその患者さんへの十分なケアが提供できない(ので,そうでない限りはうけない)」というのは,家族志向のケアへの強い信念とこだわりの現れを感じました.

松下先生と頑張って論文にしましょうという約束をしたので,学問的なお話しは論文を楽しみにしていて下さい.(決意表明をここでやると引っ込みがつかなくなるのであえて決意表明です)

うちの電子カルテにも家族志向機能を取り入れるよう,働きかけなければ..

FMDRLにてupしてあります.
下記からも直接見られます.

Family Chart in the Electronic Age STFM2008(L42A Matsushita)

Family Chart in the Electronic Age STFM Baltimore handout 2008

まだ今回のSTFMの印象まとめてないな~

>プレゼンテーション必勝スキル 

>以下の通り,
HANDS-FDFの修了生と少しずつコラボレーションが出来るようになってきた.コラボレーションのおもしろいところは,自分が持っているものを,コラボレーターが,思いもよらない視点で,自分一人では出来ない高見に到達させてもらえることだ.
しっかりと効果的なビジュアルが使われていて,僕が書くよりずっとわかりやすい.

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レジデントノート2007年11月号 Vol.9 No.8
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